2012年10月8日月曜日

橋本農機



今回は、橋本農機。正しくは、橋本農機具店。

しかし、うどんが出てくる。

色々な本には、橋本製麺ともある。

昔農機具を売ったり、うどんを売打ったりしていたそうだ。

それで名前が混在している。

今はうどんだけだ。

要するに、色んな業種の人が、小規模にうどん打ちを県内至る所でやっていた、ということである。

これが香川のうどんが、単なるご当地グルメではない、底力のある存在であることを支えている。

しかしこの10年くらいで随分減ってしまった。

うどんブームの影で、こういう昔ながらの小規模、

地元密着型の製麺所が少なくなっているのは寂しい限り。

(地元とは香川県とか、高松市というような範囲より更に狭く、歩いて移動できる数キロの範囲を指す)

制作者の高齢化や、うどんブームによるうどんのあり方の変化が要因の一つだ。

ここら辺のことは、またいずれ取り上げたい。



さて

食べさせてくれる設備はなく、玉買いのみ。

しかし、店内には椅子があったり、醤油の瓶がタマにあったりして、

何となくイートインできなくはない雰囲気ではある。



椅子の後ろに積まれているのは、うどんを玉にして入れる「せいろ」である。


お店の中のものはとにかく古く、時間が止まったようだ。


奥でうどんを打って、細々とした感じで販売している。

この日は、とりあえず玉だけ買って、自宅から持っていったちょっといい器に入れてみた。

かけるのは、かき醤油だ。

透明感のあまりない麺は、古い製麺所系の特徴でもあり、

茹でてから時間が経った麺の特徴でもある。


この日は午後だったので、もうポキポキした感じだったが、これも香川の味わいで僕は大好きだ。


店構えはこんな感じで、分かりにくいどころではない。




右側の三角屋根の店舗?がそれである。

興味を持たれた方は勇気を持ってどうぞ!

マイ箸と、マイ丼+調味料のセットも忘れずに!