2012年10月18日木曜日

名麺堂@徳島

9月の徳島施術は実に楽しかった。

施術、というか名麺堂さんに行ってうどんを食べ、

大将と夜割烹に飲みに行くために行ったようなものだから、

当たり前と言えば当たり前かもしれない。

徳島の麺というと、半田の素麺、鳴門の鳴門うどん、御所のたらいうどんなどが有名だが、

讃岐系のうどん屋さんもある。


都会から来る人は、四国の中で徳島だか香川だかなんだか区別がついていない人が多い。

四国に入ると「とりあえず讃岐うどん食べるか!」

と言い出す人も多いが、実はそこはまだ徳島だったり、愛媛だったりする。

そんな人相手に、何となく香川っぽい、というレベルのうどんを出す店が徳島には多い。


都会の人には区別は付かなくても、愛媛、徳島にはそもそもうどん屋さんが少なく、

更に美味い!といううどんを出す店は本当に少ない。


そんななか桁違いに本格的なのが

「名麺堂」

さんである。



大将の泉氏。

元は徳島市内で「名盤堂」というレコード屋を経営していた。


昔、各町にはレコード屋があり、そこがレコードだけではなく、チケットを売ったり、楽器を売ったり、

その町の音楽文化のコアだった時代が長くあった。


しかし、音楽配給を取り巻く状況は、コンピュータの普及で、

この15年ほどで激変したのはご存じの通りだ。


しかし、氏は学生時代にドラムを始め、未だにプレーヤでもある。

前日の夜、




にし本という、商店街のお店に飲みに行ったのだが、

時々BGMに併せて机をコンコン叩いたりするのだが実にリズミカルで、

ただのオジサンが、拍子を取っているのとはひと味もふた味も違うのである。

ところで、にし本、魚が滅茶苦茶美味い。

瀬戸内はなんと言ってもコリコリの白身だが、鳴門海峡を越え、太平洋に向かいつつある

徳島の海は、白身と、大洋の赤みの魚と半々取れる。

この日の「よこわ」は、猛烈に美味かった!!!

さらに、地味だが徳島で有名なお魚「ぼうぜ」



この干物は私、日本一好きです。皆様も是非ご賞味下さい。

さて、名麺堂さんでは、

まず肉うどん


徳島と言えば、スダチ。

スダチが立ってます(笑)


スダチの向こうで仕事する大将。

適度な油が加わることで、うどんはグッと美味しくなる。


ここの肉は油が適度にこってりで、

うどんと本当に絶妙でマッチしています。


普通のも食べてみたかったので、かけうどんも



何も言わなくても、美味しさが伝わると思います。


適度な重さ、しなやかさ、固さ。

固いだけではない、絶妙さがそこにあります。



香川でも、最近食べられなくなた、オールドスタイルな感じの麺

やっぱり、適度にゆるい麺が大好きです。


肉が載っているのもいいけど、

麺だけ食べるのもやっぱり幸せ。


徳島で本格的なうどんが食べたくなったら、名麺堂しかありません。


☆☆☆お店情報☆☆☆

【住所】徳島市中常三島1丁目16-3
【TEL】088-602-0577【FAX】088-602-0578
【営業時間】11:00~20:00【定休日】無し


今回は頂きませんでしたが、カレーも有名です!