2013年3月31日日曜日

手打ちうどん 長谷沼 @本川越 3月31日オープン


西武新宿線の終点、本川越駅から徒歩1分の場所に「長谷沼」がオープンした。


お店の外は華やかなお祭りムード。

以前「才谷屋」というお店があったところ。

都合により才谷屋が閉店して二ヶ月での

スピード開店となった。



オーナーは、この才谷屋で修行をスタートさせ、その後人形町の「谷や」に居た長谷沼氏。

2月に谷やに行ったときは、まだお店に居た長谷沼氏。ここから一ヶ月での新店オープンとなった。


店内は、才谷屋から一転して、シックな感じ。




卓上には桜が。


その向こうにあるのは、セルフ形式のカウンター


上には、カレー丼、牛丼などのサイドメニューの表が並んでいます。

こちら、うどんメニュー

入り口で注文して、天ぷらなどを取り、奥のレジで精算する典型的なセルフ形式。

壁には、お酒もあり、夜の部(17時~21時)では、お酒とおつまみも提供される予定。

さて、おうどんは、シンプルにかけうどんにしてみました。

麺は太くてモチモチ。非常に食べ応えがあります。

一瞬柔らかく感じますが、噛みこんで行くとコシがしっかり出てきます。




つやつやで、これは良い麺です。

ダシは、ちょっと谷やのに似て昆布が前面に出たタイプですが、イリコもしっかり効いています。

香川県民の私としては、もうちょっとお魚が効いても嬉しいです。



外で写真を撮っていると、その数分の間にも

「あ、ここのうどん屋復活したんだ」

「またうどん屋になったな~」

と話ながらしげしげと覗き込んでいく人多数。

やはり才谷屋は親しまれていたんですね。

親しまれていた店の後に、同業種が出店すると皆喜ぶと思います。


手打ちうどん 長谷沼

川越市中原町2-1-13
049-277-4838

11時~15時・17時~21時
定休日は当面不定。

西武新宿線本川越駅からすぐですが、

東武東上線の川越駅から徒歩10分、

川越市駅からも徒歩7分ほどで、充分徒歩圏内です。

2013年3月30日土曜日

ひばり@ひばりヶ丘 卵しょうゆうどん

西武池袋線ひばりヶ丘駅最寄りの「ひばり」

昨年10月オープンのお店だが、完全な新店でなく、

東村山の「野口製麺所」の二号店であるので、既にハイレベル。





麺は、讃岐の夢2000を使用。真っ白ではないのが、逆に食欲をそそる。

3月はつけ麺祭りということで、

あさりのミネストローネうどんを注文してみる。



 あさりゴロゴロでとても美味かった。



麺のレベルが高いと、どれを食べても大丈夫。

仕事も丁寧です。



しかし、中でも抜群で特にお勧めしたいのが、

釜玉の冷たい版みたいなメニューである。

水で一度締めた麺に、生卵をかけてあるだけ、といえばそれだけ。


釜揚げに生卵なら卵が固まるので、皆さんご存じのように

ちょっとカルボナーラみたいになる。

しかし、冷たい麺にかけると、もちろん固まらないし、やや生臭そうである。


心配無用、こいつは全然違う。

冷たい麺に絡んだ濃厚な卵には、嫌な匂いは無く、

するすると頂ける。


嫌いな人が多い「ぷるぷるした白身」はない。

何故か?

僕は始め、黄身だけを拾って掛けているからだと思っていた。

聞いてみると、全卵使っているそうだ。

でも、白身が全く分からず、麺に掛けられた卵は全体的に麺になじんでいる。



大将に聞くと、こうなるには二つの理由がある。

①新鮮な獲れたて卵(野口製麺所は卵に拘っている)を使用する。

卵は、契約農家から取り寄せた化学飼料無使用卵。

これがまず重要。

そしてこの新鮮な卵を

②猛烈に攪拌すると、黄身と白身が完全に混ざる。
のだそうである。



夢2000使用のモチモチ麺と、

白身と黄身の区別が付かない超新鮮玉子。

この組み合わせはちょっと凄いと思う。

正式名称は

卵しょうゆうどん

間違いの無い一品として、推薦します。



その他ひばりでは、夜は一杯やれます。



ちょっと面白いのがこれ


紅ショウガのかき揚げ。

見た目と、イメージからすると、かなり食べにくそうですが、

そんなことはない美味さです。


あとはこれもいいです。

面白いお酒も色々あるので、楽しめます。

またご紹介します~


2013年3月19日火曜日

讃岐の手打ち手切り よしや


今回は「よしや」のご紹介。

香川県丸亀市の南、香川のランドマークである讃岐富士の麓にお店がある。

ここの特徴は、香川でも珍しくなった(というか、殆ど無い)

完全手作業のお店であることだ。

写真の山下大将のこだわりである。


饂飩を打つ台(打ち台)は厨房の端にあり、いつでも作業を見ることが出来る。


 包丁で勘を頼りに等間隔に切ってゆく作業を見ているだけで楽しい。


饂飩は、ダシ、食感共に香川の懐かしいスタンダードスタイルとも言えるもの。

香川に行ったら「基準」として是非食べてみたもらいたい正統派だ。



おでん、セルフの天ぷらなど、香川の基本スタイルもしっかりあります。

香川の人は、うどん+おにぎりや、ちらし寿司が大好きなのですが、
ここにもおにぎり。

何と50円。

粉は長いこと

「緑アヒル」という粉を使用していましたが、昨年末から

木下製粉の「白バラ」メインに変更しています。

これもより、スタンダード感を出すのに一役買っているかもしれません。

また、このお店は、早朝から開店、結構遅くまでやっている(あくまでも、香川のうどん屋の中では、の話ではありますが)ので、使い勝手も良いです。

店舗情報は、検索すればザクザク出てくるので、是非そちらを参考に!!

2013年3月2日土曜日

夕虹@杉並区

夕虹は独特のお店だ。

東京でもその独自性で群を抜いていると思う。

店主はまだ20代だが、ラーメン出身。うどんに目覚め、うどん屋を目指す。

しかし、そのうどんは、讃岐ではないのは明白。

独自の太麺だが、カテゴライズするとすればやはり関東固有の武蔵野うどん、だろう。


国内産の粉を使った極太麺。

讃岐うどんのように、ズルズルと啜り込むのは見た瞬間に困難だが、

無理にしたら窒息は確実だ(笑)

写真は後ほど。


もぐもぐと、きちんとした咀嚼を要求してくる。

これを、具だくさんの熱いつけ汁で頂くのが夕虹の基本だが、

店主は研究熱心で、色々なメニューが並ぶ。



 券売機にも色々なインフォメーションが並ぶ。

悪く言えばまだ方向性が定まっていない(笑)という

感じもするが、

可能性を探っているのである。



行く度に色々な饂飩ができているので迷ってしまう。

対応も柔軟だ。



 色々迷うが、今回注文したのは基本中の基本、肉汁うどん。

うどんの種類も太のから極太まで選べるので、普通+極太の合い盛りで注文。

注文後茹ではじめるので、テーブルの上の薬味など見ながら待つ。


 何故こんなに七味があるかは不明(笑)でも面白いからいいのだ。



 ゆず関係の薬味もこんなに(笑)



埼玉県産の、低農薬栽培小麦を、石臼で特別に挽いてもらっている。

今どき、普通は小麦粉は石臼ではなく、機械で挽かれる。

埼玉は地粉生産の歴史が長いため、

このような個別要求に対応してくれる小さな製粉会社が残っているのだ。


さて、待つこと暫し。うどんの登場である。


カウンター越しに、店長の手でうどん降臨。



手前が極太(笑) これはもう、超絶的な世界だ!


石臼挽きの為、粒が粗く、小麦の中心部以外の部位も挽き込まれている。

その為、ツブツブが見え、

まるで蕎麦のような外見をしているが、一口噛むと、強烈な小麦の香りが広がる。


凄いビジュアルです。

汁の中には、炙った揚げ、肉、野菜が本当に沢山!!

化学調味料無使用も店長のこだわり。

無化調ならではの、あっさりとした切れ味が素晴らしいです。

是非皆さんも体験してみて下さい。



店内は、基本的にカウンター。

丸ノ内線東高円寺駅から徒歩10~15分ほど。

少々歩きますが、行く価値は十二分にある、これからが楽しみなお店です。


☆☆☆店舗情報☆☆☆

杉並区成田東2-33-9(五日市街道沿い)

03-3315-3145

定休日 金曜日

11時半~15時

土日祝は、夜営業もあります。