2012年5月22日火曜日

日の出うどん 「豪州」産  名前が…


 今日の家麺(イエメン)は、お取り寄せうどんで、最も美味い、と言っても過言ではない

「日の出製麺所」 http://www.hinode.net/


のおうどん。


坂出(香川県)にあるこのおうどん屋さんは「一時間しか開店していない幻の店」みたいな感じで実に有名だが、基本はうどん屋さんではなく、製麺所だ。


うどんを一般の人に食べさせるのは、お客さんの要望に応えた結果、10年ほど前に(うどんブームの時だ)始めたのであって、あくまでも商売の主体ではない。


戦前から、近所の食堂や、スーパー、工場などにうどん玉を卸し続けてきた。


坂出(香川県)出身の僕は、ここのうどんをよく食べたな~  と懐かしく思うのである。


さて、そんな元々家麺対応のこのお店、坂出から東京に出てきて久しい僕だが、相変わらずお世話になっている。

昔は茹でたうどん玉だったが、今はクール宅急便という文明の利器で送られて来る生麺である。

これが美味い。

東京に出てきて、美味いうどんが食べられずに死にそうになっていた頃出会ったのがここのおうどんである。

懐かしさのあまり飛びついた!!

そして、香川県民の期待を裏切らない余りにも高いレベルに驚いた!!


ということで、以来15年ほど買いまくっているのである。







さて、通販用生麺はいくつかあるが、その中で今回食べたのは一押しの



「豪州産」である。



正直、名前がイケナイが(笑)、実際問題、香川のうどんの殆どはオーストラリア産の小麦を使用している。

当然、元々は国産を使用していたのだが、経済的な理由、美味しさの理由、作りやすさなど、まさに「諸般の事情」により、殆どがオーストラリア産となり、我々の舌もオーストラリア産小麦で作るうどんに慣れてしまっているので、国産小麦100%うどんを食べると違和感を感じるほどだ。


ならば、豪州の良さを前面に押し出そう、ということで三代目の社長が世に問うた、最高のオーストラリアブレンドが「豪州産」である。


太麺、もちもちで、実に美味い。


しかし、これ、東京で皆に勧めているのだが、


「美味いのは分かるけど、豪州産っていう讃岐うどんはわけが分からない。」


と、大変ごもっともなことを言われる。


「本当に美味いし、そもそも今どき小麦は殆ど輸入だから、東京で売られている讃岐うどんだってオーストラリア産でないのなんかないよ」


「それは、世界経済、物流の問題として分かるけど、讃岐うどんで豪州はイヤだ」


と言われて終わりである(笑)



名前って重要ですね(T_T)



この日は、明太釜玉バターチーズ。これが美味い。


名前にある材料さえ揃っていれば、全部釜揚げうどんの中に入れてしまえばいいので、実に簡単である。






明太+ツナとマヨネーズで和えた、ボイルしたミックスベジタブル。


これも案外イケる。


要するに、ツナとマヨネーズが釜玉に意外と合うのである。







材料費は、豪州産330円+材料費。


これで今日のイエメンは美味しいうどん2杯!!

ごちそうさまでした。