2012年7月2日月曜日

てら屋 究極の普通、普段使いセルフ

有りがたいことに、やや下火にはなったものの、讃岐うどんブームは続いている。

よく考えると、僕はうどん屋ではないので、何が有りがたいのか良く分からないが、何となくそんな気がするのである(笑)



相変わらず、有名店は休日になると大行列。なかなか入れない。

あんまり美味しくないことが多いのだが、一度有名モードに入ると、猛烈に人が並び続ける。

情報で人は動くのだな、ということを如実に感じさせてくれる。

地元の人間は入る気が起きない。



しかしその一方で、閑古鳥が鳴き続け、人知れず閉店して行く店も沢山有る。

美味しいけど、情報網に漏れた場合もなくはないが、

やはり多くは、味、接客、立地、価格などに問題を抱えていることが多い。

これもやはり地元の人間は入る気が起きない。



そのような状況の中、


行列も出来ないかわりに、ガラガラにもならい。

いつも絶妙に満席になっている店


というのが何軒かある。

もちろん、お客はほぼ100%地元客である。

ムラの無い集客には地元客にウケるのが一番である。


そんな店の一つが





てら屋


である。



面白くもおかしくも無い外観のセルフ。

店内もこれまた面白くもおかしくもなく、ただ、広い。

池内や、三島みたいな「ネタ」になるものは無いので、折角行っても自慢話ができないが、

確実に美味しくて、いかにも讃岐の本場らしいうどんを食べたい

「本質派」

には是非オススメしたい。






馬鹿でかい駐車場には、ラインが引かれておらず、皆大体、好き勝手に止める。

所謂「香川止め」の駐車場である。


ちゃんと止めれば50台くらい止められそうだが、滅茶苦茶に止めているので、

30台も無理そう。

つまり半分程度だが、全く店側は意に介した風はない。


はなまるで普通に注文できる人は何にも困ることはないであろう普通のセルフだが、

混雑時の駐車の仕方が最も難易度が高いかもしれない(笑)



他の人が出られなくなり、うどん食べている間に呼び出されないよう、

また、自分が出られなくなることが無いように計算して駐車する。


まあ、もっとも5分もすればみんな店から出てくるので、余程急いでいなければお互い待っていれば良いだけのことなんだが。



さて、この日は、肉味噌ぶっかけ




太いガッシリ麺が特徴なんですが、余りにも美味そうで、写真見ていてもゾクゾクします(笑)


このメニュー1年ほど前に出たときは、メニュー表の横にひっそり手書きで存在。

初めておばちゃんに注文したら「何やそれ」

みたいな顔をされたので、「メニューにありますよ」というと、おばちゃんは仲間に

「○○ちゃん、肉味噌ってどうやって作るん?」

「肉味噌、知らん」

第三のおばちゃん「冷蔵庫の中にミソあるハズやけんかけて」

みたいな会話が暫く行われ、従業員の中にも浸透していない感がありありだったが(笑)、

今回はすんなり出てきた。



要するにジャージャー麺みたいな感じである。

素晴しい。

どれ食べて美味い、てら屋。

僕がよく行くのは六ツ目山近くの店だが、西インターのすぐ近くにもあります。

駐車場はこちらも「香川止め」なので、混雑時はご注意を。

ところで、住所は「福家」これで「ふけ」と読む。

香川には「福家」さんも多く、ここで育つと何の違和感もないのだが、県外者は結構珍しがる方が多い。


☆お店データ☆

国分寺町福家 3835-2

→→→ 地図

087-874-0885

不定休

9時から15時くらい