2012年7月2日月曜日

ファンシーうどん  三好うどん



この日は、詫間で、麺通団団員の某氏と会っていた。

当然うどんの話題なんかを。

話の筋は忘れたが、僕が某うどん店の麺について、確か

「表面から中にかけて、ドラスティックな感じの変化が凄いですよね」

という感じで安易に横文字を使ってしまったところ、すかさず

「うどんに、横文字は使うたらいかんで。似合わんわ」

とダメ出し。雑誌編集をやっていただけあって、ここら辺の表現にはなかなかうるさい。


さて、そんな会話をひとしきりした後。

「ところで、この後、ワシは帰るけど、どっか寄っていかんの?」

「どっかええとこ有りますか?」

「そうやな、坂出の方帰るなら、帰りに三好うどん、寄ったらええ。行ったことある?」

「いやいや、ないですよ。どんな感じの店ですか?」

「そうやな~ 一言で言うなら

ファンシー

やな」

うどんに横文字を使用してはならない、と言った舌の根も乾かないうちの横文字発言に、


「横文字やんか!!」

と突っ込むと、目をぱちぱちさせて

「やって、ファンシーとしか言いようがないもん

行ってみたら分かるわ。ファンシー。ファンシーなんやって」

というような会話をしたので、早速寄ってみた。



しかし、先にご覧のように外観はやたら渋い。

全然ファンシーではないのだが、

中は



確かにファンシーだった(笑)



これは新しい。



これまで、どのうどん屋も達成し得なかった境地である。




今回、写真を撮らせて頂かなかったのが悔やまれるが、なによりファンシーなのは、

経緯者夫妻である。

特に奥さん(^^)/


そして、旦那さんも、一般的にうどん屋の旦那に使用される

「大将」

は使用不可な感じである(笑)

兄ちゃん、が近い。


それにしても、ガテン系が多いうどん屋店主の中で、この草食系ぶりは際立っている(^o^)




よくよく聞いてみると、うどん科を出て、もと食堂だった店舗を借り、

最低限の改装で出店したそうで、

店内の飾り等々、全て夫婦合作の手作りだそうだ。


ファンシー!!


特に感動したのが机で、これも食堂時代からの使い回し。

これに自ら色を塗り、天板に装飾を施したらしい。


椅子は近所の木工所でただの丸太をぶった切ってもらったので、ほぼ無料だったが、死ぬほど重くて大変だったそうだ(笑)

そして、座布団は、奥様の手縫い。

メニュー表もファンシーな感性の奥様の手作りである。





よく見ると、かすうどん、が有るのが今更気になる(笑)


ほぼ全て100円ショップで買ったもので、装飾したらしい。



いいな~~





よく見ると、店の看板まで、ベニヤ板をのこぎりで切って張っつけたものであることが分かる!

入り口の立て看板は、素材不明…













さて、出てきたおうどん



砥部焼はもう古い(笑)!!

器もファンシー






しかし、うどんは昔ながらの太麺、ガッシリ系。

肉食系うどんで、好み。

うどんは、ファンシーでは無い。


このギャップが素晴し。


ギャップと言えば、やはりこの内装と、外観。


そして、本格的なうどん。


相当オススメ、ネタ満載の三好うどんから目が離せない。






  香川県三豊市三野町大見甲5659−1

  →→→ 地図 
 
  090-1000-7908

 月曜日定休 10時~14時