今回は
「年明けうどん」
昔からの風習ではなく
さぬきうどん振興協議会なる、県内の業者団体が、
2009年から仕掛けているムーブメントである。
年明けうどんのHPもある → http://www.toshiakeudon.jp/#
ネット上にある情報を総合すると、
うどんの消費量拡大を狙った業界が、新たな消費機会を狙って創設したものだ。
一応簡単なルールがある。
これらをクリアしていればいい。
賛同する店は香川に限る訳ではなく、全国からの参加も増えているとある。
年内では徐々に定着してきており、年明けうどんを設定しているお店は、
ざっと見て四分の一から、三分の一くらいだろうか。
多いと言えば多い、少ないと言えば少ない微妙なラインだが、徐々に増えてきているようには思う。
県内のうどん屋さんは、うどんと余りにも密接なので、うどんをもり立てよう、という観点があまりない。
従って、単に新メニューの設定が面倒くさい、と捉えてる場合もあるようだ。
むしろ、県外の讃岐うどん屋さんの方が熱心かも知れない。
さて、今回サンプルで取り上げたのは、私の神棚設置の師匠である(笑)、
高松の「三徳」さんの以前の年明けうどんである。
炙った鯛。もちろん目出度い。
それに、大根と人参で作った水引。
勢いの象徴のタケノコの水煮をアレンジした一品。
見た目と言い、コンセプトと言い余りにも素晴し井のでチョイスしてみた。
三徳さんには、板前が勤務しているので、こんな細工もありなのである。
こんな遊び心と余裕を持ってやってくれれば、
お客としては嬉しいし、単純に面白い。
裏事情は色々あるだろうが、もっと普及したら面白いぞ、と単純に思うのである。