東京でもその独自性で群を抜いていると思う。
店主はまだ20代だが、ラーメン出身。うどんに目覚め、うどん屋を目指す。
しかし、そのうどんは、讃岐ではないのは明白。
独自の太麺だが、カテゴライズするとすればやはり関東固有の武蔵野うどん、だろう。
国内産の粉を使った極太麺。
讃岐うどんのように、ズルズルと啜り込むのは見た瞬間に困難だが、
無理にしたら窒息は確実だ(笑)
写真は後ほど。
もぐもぐと、きちんとした咀嚼を要求してくる。
これを、具だくさんの熱いつけ汁で頂くのが夕虹の基本だが、
店主は研究熱心で、色々なメニューが並ぶ。
券売機にも色々なインフォメーションが並ぶ。
悪く言えばまだ方向性が定まっていない(笑)という
感じもするが、
可能性を探っているのである。
行く度に色々な饂飩ができているので迷ってしまう。
対応も柔軟だ。
うどんの種類も太のから極太まで選べるので、普通+極太の合い盛りで注文。
注文後茹ではじめるので、テーブルの上の薬味など見ながら待つ。
埼玉県産の、低農薬栽培小麦を、石臼で特別に挽いてもらっている。
今どき、普通は小麦粉は石臼ではなく、機械で挽かれる。
埼玉は地粉生産の歴史が長いため、
このような個別要求に対応してくれる小さな製粉会社が残っているのだ。
さて、待つこと暫し。うどんの登場である。
カウンター越しに、店長の手でうどん降臨。
手前が極太(笑) これはもう、超絶的な世界だ!
石臼挽きの為、粒が粗く、小麦の中心部以外の部位も挽き込まれている。
その為、ツブツブが見え、
まるで蕎麦のような外見をしているが、一口噛むと、強烈な小麦の香りが広がる。
凄いビジュアルです。
汁の中には、炙った揚げ、肉、野菜が本当に沢山!!
化学調味料無使用も店長のこだわり。
無化調ならではの、あっさりとした切れ味が素晴らしいです。
是非皆さんも体験してみて下さい。
店内は、基本的にカウンター。
丸ノ内線東高円寺駅から徒歩10~15分ほど。
少々歩きますが、行く価値は十二分にある、これからが楽しみなお店です。
☆☆☆店舗情報☆☆☆
杉並区成田東2-33-9(五日市街道沿い)
03-3315-3145
定休日 金曜日
11時半~15時
土日祝は、夜営業もあります。