もう少し入ると、塩江温泉という、昔それほど温泉施設がなかった頃、
県内で本当に指折だった温泉街がある。
この辺りは食堂でうどんを食べさせるところが多い。
純粋なうどん屋が少ないのが特徴だ。
今日はその中の一軒、土居食堂。
土居さんがやっているから、土居食堂。
この辺り、20年ほど前まで道も狭く、渓流沿いの秘境の雰囲気だったが、
いつの間にか目の前には4車線の道。
かつての名残はない。
この日は時間を外していったので、超のんびりムード。
お店のおばちゃんも、外を流れる渓流のなごりに目を向けてまったり。
香川のこういう店では、入ってすぐの「いらっしゃいませ」
など、期待してはいけない。
誰も居ない店内、おばちゃんが来客に気づかない、又は気づいても反応しない場合は、
勝手に冷蔵庫からジュースを取り出したりして待つ。
暫くして、注文を取りに来た。一応、ちゃんと見ているので、
五分待っていれば大丈夫だ(笑)
この日は暑かったが、一年中ここではある、しっぽくうどん注文。
大体は冬のメニューなんですけどね。
待っている間、1人でうろうろ。
外に出て渓流を眺めたり、
店内の写真を撮ってみたりする。
簡潔で素晴しい雰囲気の店内です。
ちなみに、右端は、香川のうどん屋に欠かせないおでんだ。
暫くして、しっぽく到着。
何故かあまり美味そうに見えない(笑)
上のドロドロは、山芋とトロロ。
暑い夏にふーふーしながら、山芋食べたりするのはなかなかオツなものである。
こういう、香川県民御用達のお店は、茹でたてにも拘らないので、午後行ったら麺ゆるゆる。
これが香川らしい。
雰囲気もゆるゆる。
ごちそうさまでした~
食堂系は色々食べられるし、営業時間も長いのでなかなか重宝します。