久しぶりにリアルタイムの記事。
今日は、練馬にある 「むさしの エン座」さんで、うどんイベントがあるということで行ってきた。
午後から明日にかけて台風が接近とのことだが、午前中の練馬は晴れていてすがすがしい。
さて、このイベント、話すと長いが、端的に言うと
エン座の大将の店で、9月28~30の三日間、
気仙沼復興屋の象徴である復興屋台村気仙沼横町に出店している、
うどん屋「みずき」の大将が、
気仙沼名物のフカヒレを使ったうどんを出す、というものだ。
もう少し丁寧に説明するとこうなる。
①まず、震災前「みずき」の大将は、うどん屋をやっていたわけではなく、家業のフカヒレの卸問屋を手伝っていた。
②震災で、フカヒレの倉庫、加工場などが全滅。後に高台に移築して操業を開始するが、みずき大将は、この機会にフカヒレを活かした何か飲食業をやりたいと思う。
③たまたま知り合った人が、当時越谷の「いわい」で手打ち手切り形式のうどんを作っていた岩井さんを紹介。
③-2 岩井さんはちなみに、当ブログで紹介した、閉店した香川県の
「宮武 当ブログページ → http://zugai-no-yuragi.blogspot.jp/2012/03/blog-post_10.html」
の直接のお弟子さんである。
宮武大将は、手打ちと、手包丁による手切りに拘り、今も県内外に沢山のお弟子さんを持っている。
そんなわけで、越谷の「いわい」も、手打ち手切りだった。
④2011年11月より、みずき大将、いわいで、岩井大将から直接うどん打ちを一から習う。
つきっきりで大変熱の入った指導だったもよう。
⑤今年春、みずき大将、独立オープン。復興屋台村気仙沼横町に店を構える。
⑤-2 同じ頃越谷の「いわい」大将も、十条に自分の店を出す。
食べログ → http://tabelog.com/tokyo/A1323/A132304/13141130/
⑥初夏、エン座の大将がたまたま復興屋台村を訪れると、うどん屋が。
知らなかったエン座の大将、興味をそそられて入店すると美味かった。
調べてみると、エン座の大将以前から知っていた岩井大将のお弟子さんだった。
⑦ハイパーうどんクリエイターという、怪しい立場の名古屋のうどん屋「太門」店長が、
加藤さん、岩井大将の仲を電話で取り持つ。
ということで、繋がり発生。
ちなみに、エン座の加藤さんは、これまで数々のうどんイベントを行い、関東のうどんシーンを盛り上げてきた立役者である。
⑦ 加藤氏がエン座でのイベントを思いつき、各方面に強力に働きかけ。
⑧ 折角なので、メニューはフカヒレを活かしたフカヒレうどんで勝負。
⑨ ⑦~⑧の間が1番大変だったろうが、割愛してm(_ _)m、今日に至る。
残念なのは、このイベント、28日~30日だったので、もう終わってしまったこと。
遅くなった…
詳しくは、ネットのニュースにもあるのでご覧下さい
→ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120928-00000072-minkei-l13
さて、会場には特設の打ち台が用意され、みずき大将が黙々と麺を作成。
時々岩井大将もお手伝い。
店内外には大漁旗がずらり。全て、みずき大将が持ってきたモノ。
本日のメニュー
基本的にフカヒレうどんのみなので、これを注文。
待つこと暫し
す、素晴しい。
誰も見たことの無い絵面。
フカヒレ+讃岐うどん(手打ち手切り)!
普通なら奇をてらったようなメニューだが、上のような復興ストーリーに裏打ちされた一品である。
しかも、卸問屋のフカヒレだけにフカヒレも美味い!!
いいもの頂きました。
ちなみに、具材の配置は
気仙沼名産のふかひれと三陸産メカブ、
気仙沼港に浮かぶ神明崎浮見堂(しんめいさきうきみどう)をイメージした紅ショウガの天ぷら、
3つの具材で同湾の「鼎(かなえ)が裏」を表しているとのこと。
奥が深い…
紅ショウガの天ぷらは初めて頂きましたが、なかなか良かったです。
ところで、うどんのみも味わってみたかったので、マニア向け裏メニュー釜玉も頂きました。
うどんは、香川県民でも納得のレベルで、大変美味しく頂きました。
ただ、サービスが良すぎてお腹一杯…(笑)
店内にはお土産も。
今度は、頭蓋のゆらぎも、是非ボランティアで気仙沼を訪れ、
ストレスフリーを味わってもらいたい、という様な話をして分かれたのでした。
加藤さんにはまたこんなイベント企画してもらいたいですね。
ともかく、頑張れ東北!!